バイオマス発電
バイオマス発電のしくみ
循環型社会の構築を目指して
バイオマス発電とは、動植物などから生まれた生物資源の総称です。
バイオマス発電では、この生物資源を「直接燃焼」したり「ガス化」するなどして発電します。
技術開発が進んだ現在では、様々な生物資源が有効活用されています。
特徴
1 地球温暖化対策
光合成によりCO2を吸収して成長するバイオマス資源を燃料とした発電は「京都議定書」における取扱上、CO2を排出しないものとされています。
2 循環型社会を構築
未活用の廃棄物の再利用や減少につながり、循環型社会構築に大きく寄与します。
3 農山漁村の活性化
家畜排泄物、稲ワラ、隣地残材など、国内の農山漁村に存在するバイオマス資源を利活用することにより、農山漁村の自然循環環境機能を維持増進し、その持続的発展を図ることが可能になります。
4 地域環境の改善
家畜排泄物や生ゴミなど、捨てていたものを資源として活用することで、地域環境の改善に貢献できます。
課題
資源が広い地域に分散しているため、収集・運搬・管理にコストがかかる小規模分散の設備になりがちという課題があります。